最適な下地処理・塗装方法・塗料を組み合わせて塗り替えます

 安心で納得の塗り替えをするために、現状にあわせて最適な下地処理・塗装方法・塗料を組み合わせて塗り替えを行います。

住宅ごとに、似たような症状であっても、原因が全く同じとは限りません。

現状を細かく調査して、問題の原因を突き止めることが、一番重要になってきます。

問題に気付かず、また原因を突き止めず、塗り替えをしてしまうと、塗り替え後に雨漏りしてしまうなど、せっかくの塗り替えが台無しになります。

 問題の原因を突き止めてから、問題を解決できる最適な下地処理・塗装方法・塗料を組合せます。

塗り替え手順を、以下にご紹介します。

1. 現状の調査

見積の前に、お客様に気になっている場所や、大まかなご要望をお伺いします。

 お客様に、普段気になる所やお悩みなどを伺います。

お伺いしたことを踏まえて、雨漏りはしていないか?屋根・外壁など破損している所はないか?など、問題が出ている所や、将来問題が出そうな所を、調査します。

各箇所で、写真撮影も行います。

2. 最適な下地処理・塗装方法・塗料の組み合わせを考えます

問題点を踏まえて最適な下地処理・塗装方法・塗料の組み合わせを導き出します。

 調査の結果や写真を元に、問題点を踏まえて最適な下地処理・塗装方法・塗料の組み合わせを導き出します。

一例を挙げますと、凍害などでもろくなった外壁サイディングには、サイディング内部に浸透して強化する下地塗料を塗装します。

3. 仮設足場の設置

安全性と作業効率が高くなるように、そして必要最小限の部分に足場を設置します。

 高い所の作業ができるように、足場を設置します。

安全性と作業効率が高くなるように、そして必要最小限の部分に設置します。

また、周囲に洗浄や吹き付け塗装の必要がある場合は、防護ネットを足場に取り付ける場合もあります。

部分塗り替えの場合は、足場を組まず、高所作業車を使用することもあります。

 部分塗り替えの場合は、足場を組まず、高所作業車を使用することもあります。

4. 洗浄

屋根や外壁の表面に、汚れがこびり付いている場合は、洗浄を行います。

 屋根や外壁の表面に、汚れがこびり付いている場合は、洗浄を行います。

洗浄するかどうかは、塗り替え前の状況により判断いたします。

屋根や外壁の劣化が激しい場合や、ヒビ割れなどの隙間が多くある場合などは、内部に水が入ってしまうので、洗浄しない方が良い場合もあります。

屋根や外壁の表面に、汚れがこびり付いている場合は、洗浄を行います。

洗浄には、屋根や外壁を傷めない特殊な洗浄機を使用します。

5. 破損箇所の補修・部分張り替え

欠けている外壁サイディングの補修

 外壁サイディングが欠けている、トタン屋根・外壁が破損しているなど、補修や部分張り替えが必要な場合は、塗り替え前に行います。

部分張り替えをした外壁サイディング

補修や部分張り替えをしておくと、全体的な張り替えまでの年数を延ばすことが出来ます。

6. 下地処理

軒裏の汚れや、はぐれかかった部分を取り除くケレン

 主な下地処理は2つあります。

1つは、大きな汚れを取り除くケレンという作業。もう1つは、細かな汚れを取り除きつつ、屋根や外壁に細かな傷を付ける目荒らしという作業です。

汚れが付いたままですと、汚れの上に塗装していることになります。

トタン庇(ひさし)の汚れを落とし、細かい傷を付ける目荒らし

塗装と屋根や外壁が密着していないので、その汚れが内部結露などの影響ではがれる時に、塗装も一緒にはがれてしまいます。

細かな傷を付けるのも、その傷に新しい塗料が食い込ませ、密着度を高めるためです。

 下地処理をしておきますと、屋根や外壁と新しい塗装の密着度が高くなります。

7. 防水処理

古いコーキングの除去

 住宅で防水処理をされている部分は、主にサッシ周りや外壁の目地です。

一般的に防水処理には、コーキングというゴム状の防水材が使われています。

コーキングの耐久年数は、約10年。

塗り替えごとに、新しいコーキングに打ち替える必要があります。

新しいコーキングの注入

 屋上のある住宅や、ベランダのある住宅には、防水処理と防水塗装がしてあります。

住宅塗り替えの時には、これらも状態を確認して防水効果が持続するように、打ち替え・塗り替えをします。

8. 下塗り

外壁サイディングの下塗り

 ここまでして、はじめて塗り始めます。一番最初の塗装が下塗りです。

下塗りとは、古い塗装と新しい塗装を密着させるために行う下地塗装です。

一般的に仕上げ塗装は、密着性が低いので、下塗りを行わないと、塗装がすぐにはげてきてしまいます。

外壁トタンの下塗り サビ止め塗装

下塗り用の塗料は、密着性以外にも機能が付いている物が多くあります。

トタン用の下塗り塗料はサビ止め効果、サイディング用はサイディングを補強する効果などです。

9. 中塗り

外壁サイディングの中塗り

 通常、仕上げの塗装は、仕上げ用の塗料を2回塗りして仕上げます。

1回目の仕上げ塗装を、中塗りといいます。

トタン外壁の中塗り

一般的な仕上げ塗料は、2回塗りすることで性能が100%出せるように作られています。

10. 上塗り

トタン外壁の上塗り

 中塗りが、乾燥するのを待って、2回目の仕上げ塗装 上塗りを行います。

塗料ごとに、気温10度なら6時間程度、塗装間隔を空けるといった具合に、塗装間隔が決まっています。

この間隔を守りながら塗装します。

コロニアル屋根の上塗り

塗装は、薄い塗装膜を幾重にも重ねることで、はがれにくく長持ちします。

また、仕上がりも美しく仕上がります。


 材質により、用途により、状況により、すべての作業が必要ない場合もあります。

材質・用途・状況ごとに、正しい手順を踏んで塗り替えをしておきますと、住宅が長持ちします。

 塗り替えでは、既存の古い塗装と、新しい塗装の相性も重要になってきます。詳しくは、ご相談やお見積もりの際にお伝えいたします。お気軽にご連絡ください。

こんにちは。杢野塗装2代目 杢野裕司(もくの ひろし)です。
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