北陸新幹線関連の塗装も、ようやく一段落してきました。
先日、北陸新幹線駅の工事現場前を通った時には、もう塗装した鉄骨は建てられていました。順調に工事は進んでいるようです。
この写真は、鉄骨柱のサビ止め塗装直後の写真です。
ツヤのある鮮やかな朱色ですが、乾燥するとツヤなしの落ち着いた色合いになります。
塗装してない穴の空いている部分(プレート)は、手抜きで塗らなかった訳ではありません。
これは、柱と梁(はり)のプレート同士を密着させ、ボルトでつなぎ合わせる部分になります。
このように、プレート同士を密着させる部分は、塗装しません。塗装してしまうと、プレート同士の密着度が低下してしまうからです。
プレートにはチョークのような物で、白い文字が書かれています。
「ペンキなし」や「上り」「南」「東」などの文字が見えます。
これは、塗装や現場での建てる時の指示です。
このように、塗装しないプレートの部分に、重要な指示を書いておくと、間違いを未然に防ぐことが出来るのです。
一般の人は、なかなか見ることが出来ない、現場の一幕をご紹介しました。