先日は、北陸新幹線の駅に使われる、鉄骨フレームの防食塗装(ジンクリッチペイント)をご紹介しました。
今回は、防食塗装の上に何を塗るのか?をご紹介します。
防食塗装の上には、エポキシ樹脂下塗塗料というものを塗装します。
平たくいえば、サビ止め塗料です。
この塗料をの上から、吹き付け塗装してきました。
エポキシ樹脂下塗塗料は、通常のサビ止め塗料よりも、耐薬品性、耐水性、耐塩水性に優れています。
写真のように、塗装現場で塗料に硬化剤を混ぜて使います。
硬化剤を混ぜて使う2液タイプの塗料は、混ぜない塗料よりも、一般的に耐久性が高いです。
防食塗装と、このサビ止め塗装を組み合わせることで、強力にサビの発生を抑える事ができます。
メンテナンスフリーとはいきませんが、鉄骨の内部深くにサビが進行する可能性を、限りなく低くする塗装仕様になっていました。
後日、サビ止め塗装の乾燥後に、さらに上から塗装をします。詳細は、次回ご紹介します。